書道文化のない国の人からの依頼

書道文化のない国の人からの依頼

マレーシアで書道家として活動していると、書道文化のない民族や国の人からの依頼があります。

 

作品はフィーリングが大切

結論からいうと僕は作品を依頼側の人が気に入るか入らないかだと思ってます。それも本当に感覚的に。飾っている場面や使用されている場面を想定して感覚的にしっくりくるかどうかだと思ってます。当然、こちらとしては最大限の表現を心がけていますが、相手にとってはそれは当たり前であり最終的な作品が心地の良いものであるかどうかが大切だと思ってます。

 

自分の経験、心情がそのまま表れる

書道はスキル以前にその人の経験や、書いている時の気持ちがすぐに表れます。とてもシンプルですが、丸っこい字を書く人は柔軟で、角ばった字を書く人は真っ直ぐな性格です。また、紙や決められたマス目をはみ出してしまう人は自由が好き、忠実に大きさを調整する人は決められたことをきちっと行う人です。例外はありますが、とても如実に表れます。

 

書道は肩書きだけで書くものではない

書道は「経験」+「書く時の心情」の結晶となります。もちろん、紙質や筆、書く場所などによる要因もありますが、概ね前述の2つが大きな要素となります。つまり、ライブです。これが書道の難しさであり、面白さです。つまりその人の肩書きや受賞歴は飾りです。ここがまた面白いところです。

 

書きたい時に書く

依頼された作品に関する納期は守ります。ただ、書きたい時に書くことが僕の中では一番大切です。また、書きたくないものを書くことはしません。嫌嫌で引き受けたらそれこそ不誠実だと思うからです。これはどんなことにおいてもそうだと思います。外的な要因に振り回されるのではなく、自分の中からくる衝動に正直に表現しましょう。